「たったひとつの冴えたやりかた」

「たったひとつの冴えたやりかた」
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
ハヤカワ文庫

もう20年も前に訳されたSFの古典。
スペースファンタジー、というおもしろさ満点。
宇宙を行き来することは、時間を飛び越えること。
時間を飛び越えた情報を、
今ならインターネットでできるだけ短縮できるかもしれない
(いや、わからない。いま、どうやって宇宙コロニーと連絡を取っているのか…)。
しかし、この作品では
「メッセージ・パイプ」という宇宙空間を旅する手紙(録音テープ)で
いま「数十年前」の事実を知る。
そのジレンマ、聞く者たちは「いま」立ち上がっても
「テープの時間」には間に合わない。
その間の差を埋められないつらさが、物語のおもしろさを作る。
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by haraheri4 | 2009-02-05 21:37 | 読書 | Comments(0)