「宇宙創成」

「宇宙創成」上
サイモン・シン
新潮文庫
(2009.2.15)


「宇宙創成」下
(2009.02.18)
文学・物語なら、純、ミステリ、本格、SF、ファンタジーと
何でも心広く受け入れる。
本屋さんでの出会いと直感を大切に、
いくつもの本に出会ってきた。
ところが最近「あれ、あわないや」と直感が外れることが増えて
「私、疲れてるなあ」と思っていた矢先の出来事だった。

「宇宙創世」…どう考えてもSFのタイトルだろうと思ったので
上下巻で買った。
家に帰って初めて、「フェルマーの最終定理」を書いた著者による
ノン・フェクションだと気づいたのだ。

高3から理科と算数とは無縁にすごしてきた私に、
ビッグ・バンまでの天文史を読めと?
でも星はとても好きで、望遠鏡もできればほしいと思うくらいの気持ちはあったので
読んでみました。
おもしろかったです。
神話から科学への道の険しさよ。
月までの距離、地球が回っていること、
宇宙は広がっていること、エーテルなんてないってこと、
時間も空間もビッグ・バンによって始まったこと、
遠い遠い星からの電波によって、
その星が生まれたて赤ん坊銀河で、30万年光年を経てつかまえることができたこと。
ビッグ・バン理論が大方の天文学者から受け入れられた21世紀、
それでも宇宙の謎は山積みだ。
著者によると「天文学者が失業保険の給付窓口に列をなすのは、まださきのこと」だとか。
宇宙、さあ、これからも君の姿をどんどんみせてほしい。
今日も、君のかくされた謎をとこうと、天文学者たちがハードワークをしている。
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by haraheri4 | 2009-02-19 14:52 | 読書 | Comments(0)