「旅涯ての地」

「旅涯ての地」
坂東眞砂子
角川書店

東の果ての国に生まれた男。
シルクロードと海を越え、西の果てへと連れてこられ
ある宝を手にし、そのために追われ、
〈山の彼方〉にたどり着く。そしてその先には。
男が求めるものとは、人生とは、愛とは、
ある宝が伝える言葉とはなにか。
物語はどんどん転がりながら、最後の頁まで私をひきつけて離さない。
物語は男の人生を順に追う形ではなく、
今と過去とが混ざり合い、進んでいく。
気づく人は早いうちに、私のようなうかつなものでもそのうち、
物語はある有名な本と関わりがあることを知る。

地にいることができず、
境に身を置かざるを得なかった男の言葉がいくつも心に残る。
[PR]

by haraheri4 | 2009-09-24 18:07 | 読書 | Comments(0)