道草日和。

文学とは何か

新聞を読んでいて、『群像』からの引用が目に入りました。
だから孫引きになりますが、引用します。

「他者の自由をよろこび、不幸を感じるこころ。
それこそ文学の根底における優しさでしょう。
しかし文学もまた商業主義の頽廃と風化から免れてはおらず、
如何に生くべきかという言葉よりも
恥部のみをくすぐる読物に押し流されているような現状です。
文学とは何か。
それは人生における真実とは何か、という問いにかさなり、
また、人間のよりゆたかな自由の道を切りひらく方法ともいえます」
(「日本文学盛衰史/戦後文学篇①」 高橋源一郎 『群像』)

最近私は、あと何年本が読めるんだろう、と考えます。
文学を通じて、他者の痛みも喜びも我がものにしようとしてきたのなら、
これからもそうした心震わす時を得ようとするなら、
私はあまり寄り道している時間はないのではないか、と思うのです
(といいつつ「『文学』なんかなくても、『小説』はある」(引用は同上)という
「小説」も読む、コミックも読む。んだけれど)。
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by haraheri4 | 2009-09-29 20:16 | 読書 | Comments(0)
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