「ひとがた流し」

「ひとがた流し」
北村薫
新潮文庫

さきちゃんとお母さん、再登場。

3人の女友達には、それぞれの家族や仕事がある。
何かをしてあげるのではなく、
ただそこにいるだけでいい、という友情のかたち。
「子供って親に何かさせてくれるだけで、
もう十分、恩返ししてるんだけどね」
という、親子のかたち。
人と人との「支えあい」なんていうほどおおげさじゃない、
けれど私たちは、誰かとつながり、人生を生きる。

私は自分には価値がない、とおもいがちだ。
私を地上につなぎとめておきたいと、強く願ってくれる人もいない、
などと「自己憐憫」でかつ「傲慢」にも思うこともある。
そうじゃないんだ、人って、そこにいてくれればいい、ってことがあるんだ。
私を大切にできますように、
大切な人たちと過ごす時を大切にできますように。
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by haraheri4 | 2009-10-14 18:31 | 読書 | Comments(0)