「薪能」

「薪能」
立原正秋
光風社書店

1966年発行の短編集。

うーん…。
今日の横浜の天気のような、
くもりのち雨みたいな。

男と女がいて、もう一人女がいる。
男は自分は何も決めない、
女が決めることだ、それに従うだけだ、と嘯く。
崩壊していく心・体・家庭。
その「風景」を眺めながら「自分は二人の女を愛している」と思う。
彼は自分が壊していることを知り、自分も壊れていることも知りながら、
自分では動かない。
…きついなあ。
読んでいるこちらまで、おなかが痛くなるようです。
しかも、同じテーマでいくつも短編がくると、
柔らかい手で、柔らかくおなかを殴られながら、
痛いことに気づかないうちに弱っていくようで…。
体調万全でお読みください。

神奈川のみなさん、舞台の多くは湘南です。
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by haraheri4 | 2009-10-24 18:53 | 読書 | Comments(0)