「フィッシュストーリー」

「フィッシュストーリー」
伊坂幸太郎
新潮文庫

電車の吊広告を見て、少しがっかり。
私は新潮文庫の思う壺のような読書をしているのか、と。
いや、まあ、別格の作家っていますよね。
文庫になったら即買いの人。
それがたまたま、宮部さん、伊坂さんと続いただけだと…うーん。

深刻な、緊迫した場面で、なぜかとぼけた味がある。
伊坂さんの文章は、そういうものをかもし出す。
結末で「まさか、それはないよね」と思うものをわざわざ持ってきて、
それで泣けちゃうのもまた伊坂さんの腕なのでしょう。
人を信じない、感情なんてわからない、なんてふりをして、
心を揺らす物語にしてしまうのだから、
なんだよ、照れ屋さんだなあ…なんて思ったり。
(2009.12.14)
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by haraheri4 | 2009-12-15 20:07 | 読書 | Comments(0)