道草日和。

「ぼくのキャノン」

「ぼくのキャノン」
池上永一
文春文庫

沖縄出身作家の沖縄が舞台の作品。

祭りには観光客が大勢訪れる、
給食の食堂はカフェテリアのよう、
救急用ヘリが2機ある、
小さな小さな村。
この村の「繁栄」や
たくさんのデイゴ、
その並木をパレードするかのように送る死者、
突然の「祟り」…村には秘密がある。
少年たちはその秘密に近づき、
やがて村の歴史を知ることになる。

平和の礎に行くと、たくさんの名前に圧倒される。
同じ苗字の人が並んでいるのをみると、
家族・血族皆殺しだったことがわかる。
その激しさに、心身が震える。
私たちは歴史を忘れない。
アジアを侵略したこと、それに抗した人がいたこと、
そして敵にも味方にも殺された沖縄戦のことを。
忘れない、伝えていく、
つらい記憶だけれど隠さずに、私たちのやり方を探しながら。
(2010.02.19)
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by haraheri4 | 2010-02-20 08:09 | 読書 | Comments(0)
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