「息子を奪ったあなたへ」

「息子を奪ったあなたへ」
クリス・グリーブ
ハヤカワepi文庫

タイトルどおりの物語。
でも母は、けっして聖母ではない。
もしそうなら、
この小説を読むことは私にはできなかったと思う。

小説は「親愛なるオサマ」という言葉から始まる。
オサマ…ってあの人?そう、あの人だ。
息子を奪った「あなた」に向けて、
ひとつの事件が深く長く続く傷をつけることを話す。
母親がたどりつく結末、そして出発に、胸がじーんとする。
そこにたどりつくまで、心身からたくさんの血を流して、
息子の姿をあちこちで見つけながら。

400ページ、いっき読みです。
(2010.05.25)
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by haraheri4 | 2010-05-26 07:57 | 読書 | Comments(0)