「文鳥・夢十夜」

「文鳥・夢十夜」
夏目漱石
新潮文庫

この一週間、漱石一冊にかかりきりだった。
…自分の衰えを感じる。
漱石だからしかたない?
けど、漱石の文章、大好きじゃないの?
まいりました。

好きだといいながら、
文庫になっているものもけっこう読んでいなかったので
今年いくつか読んでみたい(けど、一冊一週間かかるんじゃなあ)。
自らも突き放したような文体で、
おかしみと悲しみが背中合わせで、
笑いながらしんみり。

明治のインテリって、どうしてこう私なんかと違うのでしょう。
英語はもちろん、ドイツ語もわかるようだし、
漢詩は書くし、古典の知識も西洋の文明にも触れて、
いやもう、本当にかないません。

そうかと思うと、
「20歳の時は、30歳の人がすごく見えた。
なってみると、20歳とさして変わらない。
30歳のとき、やはり40歳の人はとてもおとなに見えた。
なってみると、昔どおりの自分だよなあと思ってしまう」みたいな文章に触れると、
漱石でもそうなんだ!とほっとしたりして。
(2010.06.12)
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by haraheri4 | 2010-06-13 09:19 | 読書 | Comments(0)