「やさしい訴え」

「やさしい訴え」
小川洋子
文春文庫

そんなこといったら、
よけいに好きな人から嫌われるよ、ってことば、
ありますよね。
「私と仕事、どっちが好きなの?」なんていわれたら
「くだらないやつ」と思われるのがおちだ。
わかっていても、愚かなことをいってしまったりする。
それで後で「言わなきゃよかった」と思う、悲しくなる。
これは小川さんにしては、遠まわしでなく
わかりやすい「言わなきゃいいのに」的小説。
自分が愚かなことをしでかしている最中に読んで、
「この人、愚かだなあ。…ああ、私みたいだ」と
我に返ることができた。
(2010.07.27)
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by haraheri4 | 2010-08-04 13:58 | 読書 | Comments(0)