「音もなく少女は」

「音もなく少女は」
ボストン・テラン
文春文庫

私はこの男たちを知っている。
女たちは私自身。
積み重ねた家族と社会の歴史が
私たちを弱くする、力なきものにする。
そこから我をもち、自分の人生を生きるのは
とても、とても苦しい。

なぜ、ここまで、どうして…
でもそれはよくわかること。
男たちもまた、自分の人生を生きることを
ちゃんとできてこなかったのだから。
男らしくあれ、と育てられてきたのだから。
男だから、女だから、障害があるから、
だからなんだ。

それでも彼女の悲しみは消えない。
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by haraheri4 | 2010-09-05 16:13 | 読書 | Comments(0)