「ゼラニウム」

「ゼラニウム」
堀江敏幸
中公文庫

この人の目には、
どんな日常も、物語にみえてくるのだろう。
小説とエッセイとの狭間をいくような感覚、がいい。
私の現在№1作家。

とはいえ。
今回は、日常とエッセイの狭間から、
一歩、二歩と物語の世界側へ
どんどん進んでいく感じで、
最後の短編を読み終えた時には
「この人、こんな作風だったっけ?」
と思ってしまいました。
でも、
橋、水たまり、紙袋、といった何でもないものが、
何でもなくないものに見えてくるのは、
素敵です。笑えて、ちょっと悲しいです。
その目に、見方に、いろいろと教えられます。
(2010.10.27)
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by haraheri4 | 2010-10-30 18:06 | 読書 | Comments(0)