「ホテルジューシー」

「ホテルジューシー」
坂木司
角川文庫

タイトルで気づかないなんて、
私のうかつぶりは手に負えないです。

坂木さんにはいつも
殴られるような経験をさせられます。
今回も殴られました。
私の正義と他人の正義、
私の常識と他人の常識は違う。
違って当然なのに、
どうして私はその人の常識を尊重してあげられないのだろう。
それに、何かにホリックでいられないところも、
読んでて「うわ、私みたい」と思い、
またまたいろいろ気づかされるのです。
私の心は、自分の正義を貫きたくて、
しかも誰かに責任を負わせたくて、
さらに誰かを世話する自分に酔いたくて。
自分の中には、そんな目を背けたくなるような自分しかなく、
あこがれた自分は見当たらない、
それでも、歩く、自分と他人(他人は本当は目に入れない方がしあわせだ)の
至らなさに目をつぶりながら。
(2010.12.27)
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by haraheri4 | 2010-12-28 21:02 | 読書 | Comments(0)