「ホテル・アイリス」

「ホテル・アイリス」
小川洋子
幻冬舎文庫

女にとって、それが愛だと思っているものが
もっともっとほしかった。
その欲が愛を失うことになるとは知らず。
男にとっては、それが愛だったかどうか、わからない。
男の最後の行動は、どうしても
自分が一番好きだ、といっているように思えるから。

ぴったりと合わさり、何もかもさらけだしたように見えて、
見えていなかったのかもしれない。
それが女にはわからないのが、
読者には悲しくてならないのだ。
(2010.12.28)
[PR]

by haraheri4 | 2011-01-09 11:55 | 読書 | Comments(0)