「青年のための読書クラブ」

「青年のための読書クラブ」
桜庭一樹
新潮文庫

「異」なるものには敏感で、できればなりたくない、
しかしそれにはとても親和性がある。
とくに女子は「わかる、わかる」という感じではないだろうか。
異なるものの裏にある何かをたくらみ狙うこころ、
「異」であるからこそ、さらに暗く、でもなぜかひかれる。

特にある一定の時期、
異なるものであることは非常にたいへんなのだ。
同じであることこそ、生き延びる知恵なのに、
それに反するのだから。
そうしたくてする、のではなく、
そうなってしまった、ということも大きいのだけれど。
なりたくて異形のものになったわけじゃないけれど、
そうなってしまった私の行き先は、
図書室と放課後の舞台だった
(本作では華やかに描かれる舞台ではあるが、
私の時代、私の学校では「異形集団」になっていた)。
(2011.07.13)
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by haraheri4 | 2011-07-18 17:58 | 読書 | Comments(0)