「希望」

「希望」
瀬名秀明
ハヤカワ文庫JA

新しい発見が古い倫理を壊すなら、
瀬名さんは「希望」という言葉の持つ意味を
いったん壊したのかもしれません。

7つの短編のうち、
「わかった、ような気がする」のが半分くらい。
残り半分は、よくわからない、
たぶん私の読みの浅さなのでしょう。

これが長編だったらいいのに…
ということは時々思いました。
その世界の理屈がしっかりと立っている中で、
物語が進行していくのが、
よくできたSFの基盤になるのだと思うのですが、
短編ゆえに説明的に感じられたところがあって
(「私が」そう感じたのであって、
ちゃんとした読み手ならきっとしっかりわかるはずです。
お恥ずかしい)。
長編なら
物語の大きな身体があって
そこに神経のようにその理屈をはりめぐらすことができるのでは?
と思ってしまいました。
そうしたら、私のような頭でも理解できるかなあ…と。
すみません、「もしも」は禁句ですよね。
(2011.09.10)
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by haraheri4 | 2011-09-12 18:22 | 読書 | Comments(0)