道草日和。

「貧しき人びと」

「貧しき人びと」
ドストエフスキー
新潮文庫

月曜の朝からドストエフスキーを読んで、ダメージをくらった私。
その日はドスさんには手を触れず、
次の日急いで読み終えたのでした。

あとはMoreで語ります。
たいした内容じゃないけど。

(2012.04.17)



月曜の朝からドストエフスキーを読んで、ダメージをくらった私。
もちろんドスさんが困った作家である、ということではなく
優れた文学の力が強くて、私が弱っていたので
綱引きに負けてしまった、ということ。
その日はドスさんには手を触れず、
次の日急いで読み終えたのでした。
このような目に自分を置くのは、たぶん2年ぶりくらい。
桜庭一樹の「私の男」以来のことだと思う。
それにしても「文学をきっかけに調子が狂う」というのは、
冷静に考えるとだいぶおかしなことでして、
あとで友人YとK(とかわいいお子さん)に会ったとき
「ドストエフスキーで?」と言われたのも無理からぬこと。

北の国での貧しさ。
どうしようもなくつらい。
貧しさが靴の底を開け、1つのボタンもなくなるほど服を着続け
心根を砕き、愛を捨てさせる。
最低賃金で「社会に出て働くには、
それなりの服装をして、教養を身につける必要がある」として、
そういった費用が考えられているというが、
ご飯がないことと同様、そういうことも、
人として欠かせないのだな、と思う。
寒さと貧しさが私に染みてきて、
日本にいながら身体が震えた。

私はいろいろと見る目がないと思う。
このようなことが現実でおきながら、
見えていないように振舞う自分。
彼女が愛を捨てるときに、
これでは本当に声のかけようがなかったし、
どうしていいかわからなかった。
という彼女はこの場合、
紙に印刷されたページにすぎないのだが、
私には、自分のすぐそばで
私のすぐとなりで、私そのもので
起こっているように感じられた。
文学体験ってすごいね。

でも今後は、万全の体調でドスさんとはお付き合いしたいと思います。
(2012.04.17)
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by haraheri4 | 2012-04-22 16:36 | 読書 | Comments(0)
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