「消え去ったアルベルチーヌ」

「消え去ったアルベルチーヌ」
プルースト
光文社古典新訳文庫

一度挫折して、今回読み直した。
また挫折しそうだった。

「私がおなかがすいていることは、
私以外の誰もが知っていたが、
私だけが知らなかったとは
明らかでなかったとは言い切れない」みたいな
(↑これは今適当に作った文ですが)
結局おなかがすいていたのか、すいてないのか、
知っているのかどうなのか。という
一読ではつかみきれない文章が、
こう、立て続けに。
訳者は「一読でわからないように、
何度も読み返すように書かれている。
それがプルーストの狙いでもある」という。

加えて、男のこんにゃろ的態度。
「その女の態度を、どう解釈すれば、そう受けとめることになるんだ」
と、言ってやりたい(たぶん、彼は聞く耳を持たない)。

と、困難はいろいろあるのだが、
なんだかもう、読まずにいられない。

でも、これ、全七巻立ての一巻にすぎないのです。
「全巻制覇の道しるべ」の一冊らしいのです。
…それは、また、いずれ。
(2012.07.09)
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by haraheri4 | 2012-07-15 19:40 | 読書 | Comments(0)