道草日和。

「回送電車Ⅱ」

「一階でも二階でもない夜 回送電車Ⅱ」
堀江敏幸
中公文庫

堀江さん、大好きです。
好きすぎて、「回送電車Ⅲ」が文庫になるまで
「回送電車Ⅱ」を読んでいなかった。
もったいなくて。
もったいなくて読めない、三本の指に入る人、その筆頭。

つづきは長くなりそうなのでmoreで。
(2012.11.01)




好き、というだけでなく
堀江さんの文章は、読むのに覚悟がいるから。
流し読みとか、飛ばし読みとか、斜め読みとか、
私がついやる「速い」読み方は絶対できない。
振り返るし、立ち止まる。

私が凡人だというのはよくわかっているのだが、
歩きながら一歩一歩が物語になる、というのは
凡非凡など超えています。
私は物語が好きで、エッセイをあまり好まない。
堀江さんはそういう枠さえ超えている。
ぼんやりとコンビニに行く時に、
物語に出会うだろうか。私は出会わない。
出会うのは、出会う目を持っている人だ。
出会う目、歩み、心を持っている人だ。
この人の文章の丁寧さは、
この人の見方、足の踏み出し方の丁寧さが生んでいるのだと思う。
丁寧なのに作った感じがない、その文体を読みたい。
物語と、それ以上に
土台になっている丁寧な文体を読みたいと思う。
(2012.11.01)
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by haraheri4 | 2012-11-09 19:20 | 読書 | Comments(0)
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