「華岡青洲の妻」

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「華岡青洲の妻」
有吉 佐和子
新潮文庫

こわい。
こわいなあ…と思いながら一気に読みました。
ホラーなんか、メじゃないぜ←こわさの質がちがうけど。
ドラマ化されたこともあって、本屋で平積み。

2人の女の「やさしさ」は憎しみ、「いたわり」は優越感。
2人のバトルを見ながら、
この2人のような関係の難しさは普遍だと思う。

しかしそれを超えた関係が
21世紀は作られる、んじゃないかな。
バトルをしながら、どちらかが「勝った」ということになっても
でも男よりうんと小さい墓しか与えられない。
「家」に嫁ぎ、「家」に生きるしか生きがいがなかった、
その時代を超えていけるんじゃないかな。

だけど、まだ「普遍」かもしれないので
おそろしいバトル劇のラストは、とても悲しいものでした。
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by haraheri4 | 2005-03-10 13:13 | 読書 | Comments(0)