「バッテリー」

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「バッテリー」
あさのあつこ 角川文庫

「おばさん、野球って、させてもらうもんじゃなくて、
するもんですよ」

…ああ。
妥協を知らない、協調性もない、プライドの高い少年の台詞、
まぶしいばかりだ。
現実にそばにいたら、小憎らしいガキだ。
私もおばさんのように「野球をさせてやってる」
っていうんだろうな。

だけど、子どもはしたいことをしているし、
おとながいったことをちゃんと聞いて矛盾が見えているし、
誰とでも仲良くなんてつまらないし、
それでもいろいろなことに気づいていくのだし…
そういう存在なんだ。
それでいいんだ。

まるく収まらない「児童文学」の
きもちよさ。
子どもにも、かつての子どもにもおすすめです。
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by haraheri4 | 2005-04-21 12:40 | 読書 | Comments(0)