「娼年」

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「娼年(しょうねん)」
石田衣良
集英社文庫

昨日は「バッテリー」、
今日は「娼年」。
乱読ぶりがよくわかるかも…。
とにかく、活字に飢えていて
あと、なんだかまだしゃっきりしていない私に
「本を買ってあげた」(?)ってかんじ。
昨日3冊買ったうちの1冊です。

「娼年」なのに、やらしいのに、
やらしくない。
いや、やらしいの、でも、
なんだろうな、このかんじ。
私には欠点はいっぱいあり、
それをずっと見つめないできた。
最近それを見るようになりつつあり、
それでも「欠点の克服」という観点が
強かったのかもしれない。
「娼年」は欠点を見ている、
欠点は欲望に形を変えて「娼年」の前に現れ、
「娼年」はそれを受け止める、何のこだわりもなく。
偏見もなく。
やさしい関係。
やさしい人たち。
「法や常識の外にいる咲良は最後の瞬間までぼくの自由を大切にしてくれる」
という一文があるけれど、
…たぶんそういう小説なんだろう。
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by haraheri4 | 2005-05-18 18:28 | 読書 | Comments(0)