道草日和。

「バッテリーⅣ」

「バッテリーⅣ」
あさのあつこ
角川文庫

少年の季節は、短くても濃い。
だいじな場面でことばがでない友達に
「お前、日本語話せないのかよ」といったふうに
いう場面があって、
読み手も「ほんとだよ」と思ったりするのだけれど、
現実はこんなふうに
はっきりしないまま進むこともある。
はっきりしなくてもいいのかもしれない。
巻末の書き下ろしがいい。
ボールに魅せられてしまった少年の
しあわせはどこにあるのか、
おばあちゃんの心配が鋭くて
おじいちゃんとともに、私たちも
彼のしあわせを見届けようと思わされる。
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by haraheri4 | 2006-03-01 13:48 | 読書 | Comments(2)
Commented by iyonm at 2006-03-02 23:42
この本は読んでいないけれど、思春期の子どもの心理って、簡単ではないと思います。中学校などで先生が「思ってることは、はっきり先生に言ってごらん」などというのを聞くと、「この先生子どもの心理知ってるのかな」と疑ってしまう。「言えてたら、言ってるよ~言えない事もあるんだよ」ってな具合に。息子に無理に話させようと迫った挙句、出てきた言葉に目を白黒させた私の経験から。
Commented by haraheri4 at 2006-03-03 12:15
「言えてたら、言ってるよ~」
…ほんと、そうなんだろうなあと思います。
この「バッテリー」シリーズは、
「素直で元気で仲良しで」という
「正しい少年像」ではない少年たちに
会うことができますよ。
読みながら、いろいろおとなは反省してしまいます。
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