「ダウン・ツ・ヘヴン」

「ダウン・ツ・ヘヴン Down to Heaven」
森博嗣
中公文庫

「スカイ・クロラ」シリーズ。

そのとき、主人公とともに私も叫んでいた。
「ばかやろう」。
なんてひどいの、命がけの思いで
空を翔る彼らを侮辱するものは「許さない」と。
そして涙がでた。
侮辱だとわかりながらやってしまうなら、
やらざるをえないなら、
この小説の「おとな」にも、一般社会の「大人」にも
私はなれない。子どもなんだ。

けれど、一方で思う。
「childhood」がなかった私は
幼い頃から人の目を気にして生きてきた。
誰かと比べ、誰かを気にして、
自分をかえりみることがなかったと、
最近気づいた。
だから、私は空を飛べない。
せめて、地上で自分のために生きるものでありたい。
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by haraheri4 | 2008-07-27 21:50 | 読書 | Comments(0)