「熊の敷石」

「熊の敷石」
堀江敏幸
講談社文庫

表題作は芥川賞受賞作。
他2作。

「熊の敷石」
「なんとなく」もなく、何も考えず言葉を発してしまう私は
知らぬ間に友や家族の大切な心に
踏み込んではいないだろうか。
熊の行為は切なくて、どうしても「余計なおせっかい」としてしまえない。
人と人との間の取り方の、なんと難しいことよ。

「砂売りが通る」
過去と現在が夢のように混ざり合い、
今は母親となった女性の、あの頃の微笑を見つけて、心揺さぶられる。

「城址にて」
ユーモアと切なさ。
人への信頼が感じられる作品。
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by haraheri4 | 2008-10-31 07:33 | 読書 | Comments(0)