「回送電車」

「回送電車」
堀江敏幸
中公文庫

「梗概にはこうした書き手の視点と読みの深さがすべて刻まれるのだ。自身の足場が不安定な者は永遠に手控えるべき、恐ろしく繊細な感性のリトマス試験紙なのである。」
…そんなこといわれたら、
「永遠」にこんなブログなんか、書けないじゃないか…。

感性と知性、やわらかさと鋭さをもった
今一番好きな作家の散文集。
「梗概について」だけでなく、
ものを読むこと、書くこと、生を感じること、
すべてに向き合う作家、そしてちょっとのユーモア。

こんな文章を書くには、幾多の感性のリトマス試験紙を使ってきたんだろう。
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by haraheri4 | 2008-11-06 19:29 | 読書 | Comments(0)