道草日和。

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「神様」

「神様」
川上弘美
中公文庫

短編連作集。
最初の短編「神様」で
川上さんの作品ではこれまでみなかったしあわせをみた。
とてもすてきなしあわせで
私もしあわせになった、主人公がうらやましくなった。

作品はつながりながら、ささやかなしあわせと
切なさで、心が震える。
(2009.04.25)
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by haraheri4 | 2009-04-26 10:59 | 読書 | Comments(0)

「ノスタルジア」

「ノスタルジア」
埜田杳
角川文庫
(2009.04.25)
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by haraheri4 | 2009-04-26 10:40 | 読書 | Comments(0)

「初恋」

「初恋」
トゥルゲーネフ
講談社古典新訳文庫

15歳の少年が、隣に越してきた20歳のお嬢様に恋をする。
はねかえりのお嬢様、15歳には手に余る。
そしてこれほど手強く、切ない恋敵はない。

美しい文章と風景、
馬をかけ、風に髪をなびかせ、
「ふりかえればあれが初恋だったのだ」と思い出す。
(2009.04.24)
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by haraheri4 | 2009-04-26 10:33 | 読書 | Comments(0)

「太陽の塔」

「太陽の塔」
森見登美彦
新潮文庫

京都大学。
若き知性が集まる最高学府。
ここに通ったり、通わなかったりする4人の男。
1年で4単位しか取らなかった豪の者、
軍事からアニメまで何でもこいの超絶オタク、
墓穴を掘る、その自分に気づき嫌気が差し、また墓穴を掘る者、
そして世界史に何らかの形で名前を刻む予定
(でもどんな形で刻むかは本人もわからない)の「私」。
この4人がクリスマスイヴだの、バレンタインだの、
男女の恋愛行事に、「なにものぞ」と戦いを挑み続けて4年、
戦っても戦っても、心の傷が深まるばかり。
5年目(?)のクリスマスイヴに向けて、4人は最後の戦いに挑む。

のか?(笑)
電車で読んではいけない、口角があがっちゃいますよ。
場合によっては「うふふ」とか「あはは」とかいってる自分に気づかないかもしれませんよ。
(2009.04.24)
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by haraheri4 | 2009-04-26 10:23 | 読書 | Comments(0)

「愚行録」

「愚行録」
貫井徳郎
創元推理文庫

「慟哭」で貫井さんと出会い、
叙述トリックのおもしろさを教えてもらいました。
でもある1冊で、しばらく貫井さんから遠ざかっていたのですが、
今回「愚行録」でもう一度貫井さんに震えました。

「本当に愚かなのは、誰?」という帯の一言、
これしかいえない。
あとはストーリーも、トリックも(当然!)、結末もいえない。
社会を見ること、社会の最小単位である家族を見ることを
同時進行で進めて、そのゆがみを見せ付ける。
切なくて、また自分の愚かさを知る。

叙述トリックは、ただの細工ではなく
この物語を語るために必要な舞台。
最初の1頁、途中の登場人物、
一言でも読み飛ばせば、結末が読みきれない。
緊張の読書体験。
(2009.04.22)
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by haraheri4 | 2009-04-26 10:08 | 読書 | Comments(0)

「溺レる」

「溺レる」
川上弘美
文春文庫

男と女とはなんと難しい。
逃げたり、隠れたり、溺れたり。
切ないかかわりの糸の頁をめくると
夜に飲み込まれそうになる。

なので昼に読みます。
(2009.04.21)
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by haraheri4 | 2009-04-26 09:55 | 読書 | Comments(0)

「The MANZAI 5」

今週はなんだか「読書ウィーク」でした。
では日曜日から。

「The MANZAI 5」
あさのあつこ
ピュアフル文庫

「大好きな、かけがえのない者の笑顔を糧として、ぼくたちは世界と対峙できるのかもしれない」
「ぼくたちは、負けてはいけないのだ。負けてはいけない。絶望してはいけない。死んではいけない」
R-15の読者たちに、力強く語られる言葉。
若い読者たち、厳しいこの世を生き抜くために、
このような言葉を読めることは幸せなことです。

それは子ども時代を充分に生きられなかった
私たちおとなにも同じく響く言葉です。
(2009.04.19)
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by haraheri4 | 2009-04-26 09:48 | 読書 | Comments(0)

「シャングリ・ラ」

「シャングリ・ラ」上・下
池上永一
角川文庫

いま、世界は大不況と地球温暖化などの環境破壊の只中にあり、
資本主義が疑われはじめている。
この小説の舞台では「Co2」発生に税金がかけられる。
最初は純粋なCo2にかけられていたものが、
やがて現在の不況を呼んだ「架空取引」「バブル」を生み出す。
日本は無理やり森を作ったが、町を森化しただけだったので
水や空気は汚染され、やがて他の生物が生存できない魔の森へと変わる。
3人の少年少女は、それぞれに思いを抱いて
この日本・東京を変えようと決意する。
物語は徐々にスピードをあげ、読者はそれに追いつけなくなりそうになる。
「地球は人が支配する」ものではなく
「人は地球の手の上で生かされている」にすぎないという、
新しい世界が幕をあける。

けれど、私は「選ばれし者」ではなく
「市民」がこの世を変えていく、と信じている。
それ以外は、おもしろく、トップスピードで読み走りぬいた。
(2009.04.18)
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by haraheri4 | 2009-04-19 13:39 | 読書 | Comments(0)

『葉桜と魔笛』

「女生徒」の中から『葉桜と魔笛』
太宰治
角川文庫

ラジオで『葉桜と魔笛』が紹介されていて
久しぶりに太宰の文章に触れた。
中学生の頃は私の「太宰」期であり、
その頃「この人はどうして、男なのに女のことがこんなにわかるのだろう」
と思ったものだ。
久しぶりに読んでも、その印象は変わらない。
女であるが故の、喜び、悲しみ、苦しみ、ねたみ…
切ない、けれど美しい文章で描かれていた。
この「女生徒」のなかでは他にも切ない名作揃いで、
特に『皮膚と心』を読んだときは、
自分のことをのぞかれているような気持ちにさせられた。
私が太宰で一番好きな作品。
(2009.04.17)
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by haraheri4 | 2009-04-19 13:25 | 読書 | Comments(0)

「故郷/阿Q正伝」

「故郷/阿Q正伝」
魯迅
光文社古典新訳文庫

革命とは「命をあらためる」こととあり、
命を革めるほどのことなのだとあらためて思う。
魯迅の自伝的な小説から
彼の生きた時代の混乱がみえる、彼のすばらしい教養も。
ただ、中国の人たちの多くは「革命」とはなんだか
よくわかっていなかった。
「革命」がおきても、村の偉い人は相変わらずだったし
「おこぼれ」もないし…「阿Q正伝」ではそんな人が描かれる。

「故郷」を読むと、
科挙が長く続き、「旦那様」と「小作人」とは格段の差があり、
まだまだそういう時代に中国はあったのだと知る。
子ども時代の無邪気な気持ちが折れてしまったとき、
彼は「故郷」から離れなければならなくなった。
(2009.04.17)
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by haraheri4 | 2009-04-19 13:21 | 読書 | Comments(0)



レシピ・たべもの、読書などなどの話。
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