道草日和。

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「城」

「城」
フランツ・カフカ
角川文庫

年内すべりこみ読了。
こんなに時間がかかるとは思わずに読み始め、
気づけば2週間くらい「城」にかかりきりだった。

話せばわかる、と思う気持ちがくじけそう。
話せば誤解され、
まともに思える要求は法外なものとされ、
自分が何をしにきたのか、
いま何がしたいのか、も見失って。
惑い、怒り、疲れていくさまに、私も主人公と同じ経験をしているのに気づく。

何事もどうでもよくなってしまいそうで、恐ろしい小説、
年をまたがずに済んでよかった。
けれど、これを読むには寒い冬以外ありえない。
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by haraheri4 | 2009-12-31 23:16 | 読書 | Comments(0)

ゆず茶1

ゆずをもらったので、ゆず茶をつける。
ゆずと砂糖を1:1の割合で交互に入れて、
1ヶ月待てばいいらしい。
ゆずも砂糖も計らず、目分量で入れてみた。
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(2009.12.13)

2日後。
氷砂糖がここまで溶けるとは!
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(2009.12.15)
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by haraheri4 | 2009-12-16 18:11 | たべもの | Comments(2)

「まぶた」

「まぶた」
小川洋子
新潮文庫

読んだことがある、しかもここ最近。
未読本を積んでいるところにあったので、
読んでみたら、結局解説以外は読んでいた…
小川さんの世界を堪能したことには変わりない。

幸せと不幸せなど、世界共通のものさしがあるわけでなし、
ハッピーエンドとそうでない小説の差も、そんなにあるわけではない。
「偏愛」といえるかもしれないような形で描かれている小説が、
一読「気持ち悪い」かもしれなくても、『まぶた』のN氏に惹かれる。
コレクターは何かと「偏愛」的性格を持たされる、
『匂いの収集』でもその影が見える。
けれど、収集する人から逃げようとしないのはなぜだろう。
泳げなくなったスイマーは、なくすものがあっても、
とりかえしたものがずっと大きいと思うし、
やはり幸せと不幸せは、白と黒のように分かれてはいないように思わされれる。
そして、どの短編も切なくて淋しいかんじが残る。

解説は堀江敏幸さん!で、これから読む。
小川さんに、堀江さん。
好きな作家がそれぞれ物語をつむぎ、解説を書いているなんて、
私には豪華な本です。
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by haraheri4 | 2009-12-16 17:59 | 読書 | Comments(0)

いくぞ、沖縄

今年も沖縄に行ってきます。
12月に行くのははじめてです。
行っている間のことやなにかは、
「おきなわ愛」の方に掲載する、と思う(あまり自信がない)。

普天間にゆれる沖縄。
第二の基地県に住む、といっても
沖縄は神奈川とはまったく様子が違う。
県の中に基地がある、というより
基地の中に町が少しある、という感じ。
「なんくるないさ~」な雰囲気が大好きな沖縄、
だけどもう半世紀以上も基地県にさせられていることも
また沖縄の姿。

世界のどこにも、基地なんかなければ、
だれもミサイルなんかもってなければ、
誰も「敵が攻めてくる!」なんて恐がらないですむのに。
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by haraheri4 | 2009-12-15 20:17 | 旅・散歩・町

「フィッシュストーリー」

「フィッシュストーリー」
伊坂幸太郎
新潮文庫

電車の吊広告を見て、少しがっかり。
私は新潮文庫の思う壺のような読書をしているのか、と。
いや、まあ、別格の作家っていますよね。
文庫になったら即買いの人。
それがたまたま、宮部さん、伊坂さんと続いただけだと…うーん。

深刻な、緊迫した場面で、なぜかとぼけた味がある。
伊坂さんの文章は、そういうものをかもし出す。
結末で「まさか、それはないよね」と思うものをわざわざ持ってきて、
それで泣けちゃうのもまた伊坂さんの腕なのでしょう。
人を信じない、感情なんてわからない、なんてふりをして、
心を揺らす物語にしてしまうのだから、
なんだよ、照れ屋さんだなあ…なんて思ったり。
(2009.12.14)
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by haraheri4 | 2009-12-15 20:07 | 読書 | Comments(0)

「ソフィー」

「ソフィー」
ガイ・バード
創元推理文庫

果敢に、懸命に、道を切りひらいてきたけれど、
やはりこうするしかなかった。
こうなるしかなかった。
子どもに「おとなになれ」などと、呼びかける電車内の広告を見たが、
「何言ってるんだ、
子どもは子ども時代を生きる権利がある。
それをおとなが守ってやらなきゃ」と思った。
おとなが守ってやらなきゃ…
だって、子どもには子ども時代を生きてもらいたいもの、ねえソフィー。

創元「推理」文庫に入っているわけが、
しばらくわからなかったが、
この小説は「推理小説」というジャンルにおさまるものではない。
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by haraheri4 | 2009-12-09 20:00 | 読書 | Comments(0)

「孤宿の人」

「孤宿の人」
宮部みゆき
新潮文庫

「孤宿の人 上」
(2009.12.03)

「孤宿の人 下」
帰宅した夫に「どうしたの?顔色悪い」といわれる。
物語はその時、幾度も訪れる心配な場面のひとつで、
私は登場人物の隣に立って、その場面を体験していたようだ。
それで顔色が悪かったのだと思う。

真実と命と、どちらがだいじなんて、
私たち庶民には選びようがない。
それでも日々をしっかり生きていこうと、もがく人々。
本当に怖いものは、鬼や魔物ではない、
鬼も魔物も人のうちに住む。
怖い、怖い、と思うばかりでおびえていないで、
そのものの本当の姿をみようとする小さき人は、
行く道を知り、大切な自分と出会う。

宮部さんは、大好きな作家ですが、
このところ文庫化されず(それでも売れるんだろうなあ)、
久しぶりに宮部さんに触れることができました。
「おとな」の事情の苦しみも、小さい人の持つ瞳への信頼も、
どちらもあわせもって、人の暮らしの機微を見せてくれる。
(2009.12.07)
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by haraheri4 | 2009-12-08 17:28 | 読書 | Comments(0)

お祝いケーキ

お祝いごとがあったので、ケーキを久しぶりに買いました。
TVチャンピオンにもでたお店だそうです。
「パティスリー ラ フォンティーヌ」
ひとつはチョコレートケーキ。
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もうひとつは…なんだっけ。カタカナの名前で忘れました。
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甘ったるくなく、さっぱりとした味でした。

「お祝いだからケーキ買ってきた」というと、
夫が取り出したのは別のケーキ屋のケーキ…
甘いものをめったに買わない家なのに、かぶるとは本当に珍しい。
こちらは「アトリエ・ラ・ハナ」のタルトです。
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タルト生地はバターぎっしりな感じで、濃厚!

ケーキだけでおなかいっぱいでした。
(2009.12.05)
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by haraheri4 | 2009-12-06 19:25 | たべもの | Comments(0)

「ネコソギラジカル」

「ネコソギラジカル」
西尾維新
講談社文庫 西尾維新文庫

「ネコソギラジカル 上 十三階段」
(2009.11.28)

「ネコソギラジカル 中 赤き制裁vs.橙なる種」
(2009.11.29)

「ネコソギラジカル 下 青色サヴァンと戯言遣い」
戯言シリーズ最終巻。
とはいえ。これまでとは趣が異なっている。
推理小説の形式をとっていたこれまでと、
この巻は…これまでのけりをつけましょう、というかんじ。
謎は残り、
けれど戯言遣いは最後まで戯言で勝負してくれたようで、
かつ青色は自らのもてるものを捨て、生をとってくれたようで、
よかった、よかった。

戯言遣いの生き様は確かに変わり、
それが何よりも、よかった、よかった。
君が「生きていると思う」と思うことを選んでくれなきゃ、
終わるに終われなかったよ。

課題図書Cが終わり、楽しんできたシリーズのBである戯言が終わり、
いよいよAにかかります。
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by haraheri4 | 2009-12-01 18:06 | 読書 | Comments(0)



レシピ・たべもの、読書などなどの話。
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