「罪と罰」
「罪と罰」
ドストエフスキー 新潮文庫 「罪と罰」上 (2009.09.16) 「罪と罰」下 自分で作り出した考えに苦しめられる青年と、 生活そのものに苦しむ民衆の姿が ひとりひとり詳細な描写で迫ってくる。 青年は自分では気づかぬうちに、 人間をみて、その喜怒哀楽に心が引き寄せられている。 小説の最初から、そういう姿が描かれていて エピローグでの彼の変化の根っこを見せる。 長いおしゃべり、食い扶持のない人々があふれた町、 狭いアパート、暗く澱んだ川。 ロシアの当時の様子が、目に見えるようだ。 にしても。 ロシアの人々の名前には苦しめられました。 たぶん、このややこしく、またいくつも呼び方がある名前のおかげで 私はだいじなところを読み落としてしまっている。 この新潮文庫版では上下に分かれていて 上巻最後に劇的な出会いがあるのだが、 そのときはその「劇的」っぷりに気づかず、 下巻に入って「あ、この人、あの人か!」と気づく…というありさま。ふう。 (2009.09.19)
by haraheri4
| 2009-09-20 07:38
| 読書
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